マレーシアのダイビングスポットといえば?
そう、東マレーシア!
で、す、が、
東マレーシアでもやはり有名なのは、シパダン・マブールですよね。
マレーシアのダイビングスポットTOP10の記事(https://blog.padi.com/top-10-dive-sites-in-malaysia/)を見ると、やはりシパダン・マブールや、日本人経営のダイブショップもあるティオマン島、レダン島など有名どころが並んでいます。
そしてその中に、マタキング島も・・・・
ない!
なんとTOP10に入っていないんですね。
今回マタキング島の素晴らしさを知ってしまった私はTOP10に入っていないとは何事!?という感じなのですが、
まあそんな私もマタキング島の存在を知ったのはつい最近なのです。
ということで、今回の記事は “Mataking Island(マタキング島)” のダイビング事情について。
マタキング島の存在は、シパダン島周辺を調べていて知りましたが、
実はとっても贅沢なリゾート島だったのです。
今回私たちはマタキング島に4泊5日で滞在し、
中2日はシパダンにて日帰りダイビングをしたので、マタキング島周辺を潜ったのはほんの2〜3回のみなのですが、とっても良かったので記録に残しておこうと思います。
ということで、具体的には以下についてご紹介していきます。
・マタキング島の様子
・ダイビングスケジュール
・マタキング島ダイビングレポート
・マタキング島から行くシパダントリップ
・シパダン島ダイビングレポート
マタキング島は、ダイビングの資格を取りたいという方や始めて間もない初心者の方にもおすすめできるスポットなので、
マレーシアでのダイビングに興味ある方のご参考になれば嬉しいです♪
と、本編へいく前に
まずこれはお伝えしておいた方が良いかと思い、大事な備考です。▼
サバ州東海域への渡航についての注意喚起
サバ州東海岸付近では以前何件か海賊が出没したケースがあり、日本大使館から渡航注意喚起が出ています。
ダイビングのインストラクターさんたちに聞いても「昔の話。今は全然大丈夫だよ!」と全く気にしていないようですが、やはり自分の身を守るのは自分自身。
シパダン島へ行く際はリスクもあるということを念頭に、たとえば普段着を着て目立たないようにするとか、人通りの多いところ以外は行かないようにするとか、できる限りの対策をしつつアンテナを張って行動するようにしましょう。
日本大使館の注意喚起ページ ▶︎ https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_27042021A.html
マタキング島について

東マレーシア・サバ州のセンポルナ港からボートでさらに東へ1時間進んだところにある、全長2kmにも満たない小さな島。
島のリゾートは『Mataking Island The Reef Dive Resort』のみ。
マタキング島へ行く目的といえば、
・ダイビング
・海水浴(シュノーケリング)
・とにかくぼーっとする
・海眺めながらお酒飲む
こんな感じ。まあリゾートって大概そんな感じですよね♪笑
Mataking Island The Reef Dive Resortはというと、費用がお高めの分しっかりした宿泊施設でお部屋もとっても居心地が良いので、ダイビング無しの旅行でもゆっくりのんびり楽しめるリゾートです。
リゾートについてのレポートはこちらご覧ください♪

▼マタキング島へのアクセスについて

持ちもの&レンタル

今回持って行ったもの
- Gopro
- Insta360 One X2
- 各防水ケース
- 各予備バッテリー(3つずつ)
- 各充電器
- ビーチサンダル
- 日焼け止め
- 水着
- サングラス
- PADIライセンスカード(携帯アプリ)
- CelcomのSIMカード
- 酔い止め薬
※通常の旅行の持ち物は省略してます

テンゴール島の時船酔いしたから今回は酔い止め薬を持って行ったよ!
マタキング島からシパダンまで1時間半ボートに乗る時に飲んだよ。おかげ様で酔わなかったよ。
宿泊施設にてレンタルしたもの
ダイビングやシュノーケリングの器材は全てレンタルできます。
【シュノーケリングセット】:マスク、シュノーケル、フィン(RM25/日)
【ダイビングセット】:BCD、レギュレータ、ウェットスーツ、マスク、シュノーケル、ブーツ、フィン(RM85/日)
※ダイビングの場合、宿泊パッケージにタンクとウェイト&ウェイトベルトは含まれています。



現地に着いてからのレンタルでOK☆
マタキング島の様子
ほぼ島全体がリゾートの敷地なので、行動範囲はリゾート内のみです。
島の船着場周辺






左の写真から、波が高そうなの伝わりますか?
センポルナ港からマタキング島までのボートはそんなに揺れなかったのですが、宿周辺の波はけっこう激しめでした。
ギターを携えたおっちゃんとウェルカムドリンクを持ったスタッフさんたちがお出迎え♡
リゾート敷地内












これらはほんの一部ですが、リゾートの素敵さ伝わりますでしょうか。
とにかく敷地が広くて開放的。
海も空も広すぎて、ビーチに寝転がればまるで地球と一体化しちゃったような気分になれます。
リゾートについてはこちらで詳しく書いてます↓


マタキング島でのスケジュール
ざっくりですが、実際のスケジュールはこんな感じでした。
<1日目> マタキング島
13:30 マタキング島到着
15:00 リフレッシュダイブ
16:00 ダイビング終了、お部屋でゆっくり
19:00 夕食
22:00 就寝
<2日目&3日目> シパダントリップ
07:00 朝食
07:30 ボートで出発
09:00 シパダン到着、1回目ダイブ
11:00 2回目ダイブ
12:00 昼食
13:30 3回目ダイブ
15:00 帰りのボート出発
16:30 マタキング島到着
19:00 夕食
22:00 就寝
<4日目> マタキング島
08:00 朝食
08:30 1回目ダイブ
11:00 2回目ダイブ
12:30 昼食
14:00 リゾート内散策
18:00 サンセットバーで夕日を眺めながら一杯
19:00 夕食
22:00 夜のお散歩(星が綺麗!!)
23:00 就寝
<5日目> マタキング島
09:00 朝食
10:00 お部屋でゆっくり
11:00 赤ちゃんカメさんを見せてもらう
11:30 向こう島まで散策
13:00 昼食
13:30 帰りのボート出発
16:30 タワウ空港着
20:30 飛行機
やっぱりダイビングを詰め込んだスケジュールだと、ダイビングとご飯だけですーぐ1日終わっちゃいます。笑
ちなみに
ダイバーさんはご存知と思いますが、連日ダイビングしたあとは飛行機搭乗まで18時間以上空けることが推奨されています。
今回、帰りの飛行機は夜遅くの時間だったため、前日フル(3回)でダイビングできたっちゃできたんですが、最終日けっこう疲れていたので午前2回のみにしました!
マタキング島ダイビング
マタキング島のダイブサイト


マタキング島周辺のダイブサイトはおそらく40箇所ぐらいありそうです。
写真の、印をつけているスポットが人気のようです。
ダイビング付きの宿泊パッケージに含まれるダイブサイトは、以下と書いてあります@ウェブサイト
Mataking Island (マタキング島)/Timba-Timba Island(ティンバティンバ島)/Pandanan Island(パンダナン島)/その他周辺の島
マタキング島ダイビングレポ
今回潜ったサイトは、
・Pistol’s Paradise(ピストルズパラダイス)
・Garden of Eden(ガーデンオブエデン)
の2か所です。
2か所だけなので断言はできませんが、潮流はシパダンに比べると強くなく泳ぎやすかったです。
Pistol’s Paradise(ピストルズパラダイス)
1ダイブ目のこちらは、そこそこ良いと言う感じ。
体感としては、ティオマン島やテンゴール島と比べると高い透明度だった感じがします。
小さなカラフルなお魚の群れが多かったです♡










Garden of Eden(ガーデンオブエデン)
そしてそしてそして!2ダイブ目のGarden of Eden(ガーデンオブエデン)。
ここがもうパラダイス!!!!
「Garden of Eden=エデンの花園」の名の通り、海底には“お花畑”が広がっているのです・・・!
一面、ピンク色。毛足の長いふかふか絨毯のようなふわふわソフトサンゴがぶわーーーーっ。
ちょっと失礼して触ってみましたが、ほんとにふわっふわなんです。
こんなにあたり一面ソフトサンゴで敷き詰められている海底は初めてだったので、それはもう驚きと感動がとんでもない。
私の中にほんのひとつまみだけ存在する乙女の部分がもう歓喜歓喜。興奮しっぱなし。
景色は、ただひたすらサンゴ花畑が続いているのみ。
普通だったらずっと同じ景色って飽きそうなもんですが、一向に飽きる気配もなく、終始天国にいるような気分でした。
見られるお魚さんはやっぱりマクロ系。オレンジとか青とかカラフルな子が多いです。
カメさんがふわふわサンゴの上を気持ちよさそうに「ぱふっ、ぱふっ」と歩き回る姿が癒しすぎました。
マタキング島でダイビングする際は、「Garden of Eden」、ぜひインストラクターさんにリクエストしてみてください!!
















日帰りシパダンダイビング
シパダン島について
世界でも有数のダイブスポットと言われるシパダン島!!
世界各国からダイバーさんが集まるそうで、ヨーロッパ系の方もたくさん見かけます。
シパダン島には、以前は宿泊施設があったそうなのですが、今はありません。
なので、サバ州本島のセンポルナ港や近くのマブール島に宿泊して日帰りで潜りに行きます。
マブール島にあるScuba Junkieなんかは有名なダイブショップですが、その他にも宿泊施設兼ダイブショップはたくさんあります。
マタキング島からのシパダントリップ
今回はマタキング島唯一のリゾート『Mataking Island The Reef Dive Resort』に宿泊し、そちらが提供している「シパダン島1日ダイビングトリップ」のコースでダイビングしてきました。
マタキング島からシパダン島まではボートで1時間半と、結構長旅でございやす。笑
なので、マタキング宿泊客でシパダントリップを選ぶ人はそんなに多くないようでした。
シパダン目的の人はやっぱりマブール宿泊が多いんでしょうね。
料金体系等についてはこちらの記事でもうちょっと詳しくご紹介しています!


シパダン島ダイビング
シパダンはなんといっても、コンディションが良い時は透明度がすんーーごいんですね。
視界の広さ抜群です。
ただ、かなり潮の流れが強いポイントが多いので泳ぐのがけっこう大変です。
ダイバーとして最初に取得するライセンス「オープンウォーター(O.W)」でも潜ることはできますが、デビューがシパダンだと結構大変かも。
近くのマブール島の方が潮の流れがやさしいので、そちらで慣らしてからシパダンに挑戦というコースが良いんじゃないかと思います。
私たちも今回ダイビングが2年半ぶりぐらいだったので、シパダンへ行く前に身体を慣らしておこうということで先にテンゴール島へ行ったぐらいです。
で、実際やっぱり流れが強すぎてめちゃめちゃ流されました。



1回、流れに逆らって泳ぐのに疲れて諦めて流れに身を任せていたら、インストラクターさんが海底に棒を挿して捕まらせてくれてちょっと休ませてくれたよ。笑
海の力、なめちゃアカンです。
また、オープンウォーターライセンスで潜れるのは最大18mまで、アドバンスオープンウォーターで潜れるのは30mです。
18mと30mだと見られる景色が結構変わるので、シパダンへダイビングに行くのであれば、是非アドバンスを取っておくことをおすすめします!
🐟 シパダンで見られる有名なお魚は、
・バラクーダ群れ
・浅瀬で泳ぐバンプヘッドフィッシュの群れ
・ジャックフィッシュの群れ
・でっかいカメさん
この後、詳しくご紹介していきます。
も〜〜今回シパダンが楽しみすぎて、実際そうでもなかったらどうしよ?と不安になるぐらい期待値が爆上がりしていたのですが、そんな不安も一瞬で吹き飛ばし、しっかりと期待に応えてくれましたシパダン様。
特に1ダイブ目、潜った瞬間の光景が圧巻でした。360°お魚天国。
言うまでもないぐらいすでに有名なシパダンですが、本当に自信を持って推せるスポットです!
シパダン島のダイブサイト


シパダンのダイブサイトは13箇所と少なめですね。
でもどこも綺麗なんだろうな。全サイトコンプリートしたいぃぃぃぃ。
(マタキング島からの)シパダン島ダイビングレポ








今回は2日間、6ダイブでした。
潜ったサイトは、
・Barracuda Point
・South Point
・MID Reef
の3か所です。
2日目は同じところを潜ったり、Barracuda Pointなんかは3回潜りました。
朝2回ダイブ、島でお昼ご飯、午後に1ダイブです。
お昼ご飯は撮り忘れましたが、野菜やお肉が5・6品、好きなだけ取る形式でとっても美味しかったです♪
スイカやスポンジケーキ、コーヒーなどの軽食も常備。
ダイビング後の甘いコーヒーがいっっちゃんうまいです。
それではダイビングレポートをどうぞ!
(※ポイントごとに画像データを分けていなかったので、まとめてのレポートで失礼します!)
見どころ① まず、透明度が神レベル
繰り返しますが、シパダンの海の透明度は神です。
それだけでなく、お魚の数もレベルが違います。
これはどこだったか、、South Pointだったかな?あるポイントから潜ると、360°カラフルなお魚たちに取り囲まれます。
その光景に息を呑むこと間違いなし。
画像は加工していますが、限りなく目視の景色に近づけた加工です。
お魚・サンゴひとりひとりがとってもクリアなんです。
しかもなぜか浮遊しているお魚が多く、まるでスノードームの中にいるような、世界がスローモーションになったような感覚に陥ります。
伝わってるかわかりませんが、とにかく、ここは天国なのです!!!










見どころ② バラクーダの群れ!
日本語でオニカマスですかね?
鋭い矢印みたいな細長いフォルムが特徴的。
種類によっては人間を攻撃するアグレッシブなバラクーダもいるみたいですが、「危険な種類は単独行動をしてるんだよ。群れている子たちは安全」とインストラクターさんが教えてくれました。
それでも、至近距離で見ると目がギョロっとしたアントニオ猪木みたいな顔で、ちょっと怯みます。笑
グーグル先生に聞くと画像が出てくると思いますが、すごい群れは「バラクーダトルネード」といってまさに竜巻のような群れがウワーーっとできていることがあるんですね。
潮同士がぶつかって流れが滞留しているところにバラクーダが集まるとトルネードになるんだって。
でもその姿はレアだそうで、まだ目撃できておりません。いつか目撃したい!!




見どころ③ ジャックフィッシュの群れ
ギンガメアジさん。こちらもすんごい大所帯。
そんなに深くないところにいたので、太陽の光が届いてお魚さんたちの銀色に反射してキラキラとても綺麗!!
前回もジャックフィッシュの大群に会えたので、バラクーダよりは遭遇率が高いかも。
何千匹が同じタイミングで向きを変えたりする光景は興奮します。反射神経(?)すごすぎ〜!








見どころ④ バンプヘッドフィッシュの群れ
カンムリブダイかな?
“バンプヘッド”=“こぶのある頭” という意味で、「名前の由来、見た目のまんまやないかシリーズ」です。
おでこにコブ、そして出っ歯(風)の出立ちでちょっとマヌケなお顔。
いわゆるブサカワってやつですね(ごめんねブダイ)!
めちゃめちゃ浅瀬で群れているのでボートの上から見つけやすいです。
そして、ヒレ、動いてるかい?ってぐらい泳ぎが遅くぷかぷか漂っています。
至近距離に行ってもまったく動じません。警戒心ZERO。
さらには、漂いながらみんなう◯ちばっかり放出してます。。。
この写真の3枚目がわかりやすいと思いますが、ところどころ砂埃みたいになってますよね。
これう◯ちなんだって。
でも不思議の魚のう◯ちってそんなに嫌じゃない。笑
この顔といい、マイペースにう◯ちしながら泳ぐ姿といい、じつに愛くるしいんです。笑








見どころ⑤ いつどこで見てもハッピー!カメさん
みんな大好きカメさん!
シパダン・マブールに生息するカメさんは、みんなでっかいので迫力があります。
見た感じ、1〜2mぐらいかな?1mだとちっちゃいぐらいです。
マレーシアで潜っていると、意外とカメさんってどこでも出没するのでそんなにレアキャラではないのですが、特にシパダンでの遭遇率はすごいです。
6回のダイブで20名ぐらいはお会いしました。
4名ぐらいで一緒に泳いでいるカメさんファミリーもお見かけしました。
そんなにたくさん見ても、一向に飽きる気配がないんですよね。
遭遇するたびに「何してるの?どこ行くの〜?」とその行方を目で追ってしまいます。
なんだろう、足が4つに顔もちょっとみのも◯た感があるから親近感湧くのかな?
まばたきとかもするし、、ああ思い出すだけで尊い、、、
バンザイして泳ぐ姿も、何かを考えていそうで実は何も考えていなさそうな姿も、変な体制のまま停止してしまっている姿も、ぜんぶ可愛すぎてヨダレでますね。










以上、シパダンの見どころピックアップでした!
しかし、百聞は一見にしかずという言葉通り、写真だと3割ぐらいしかその魅力が伝わらないと思います。
ぜひ!現地に行って体感してほしい!!!



そしてその素晴らしさを語り合いたいんじゃ!
まとめ
というわけで、マタキング&シパダン島のダイビングについてまとめます。
機材は全て現地レンタル可。
マタキングダイビングまとめ
・ダイブサイト多め(40前後)
・流れはそんなに強くなく比較的泳ぎやすい
・透明度はティオマンやテンゴールと比べて◯
・Garden of Edenはさいっこうに可愛いお花畑
・マクロでカラフル系のお魚が多い
(マタキングから行く)シパダンダイビングまとめ
・マタキング島からボートで1時間半
・シパダントリップはほぼ丸一日コース(早朝〜夕方まで)
・ダイブサイトは少なめ(13箇所?)
・全体的に潮流が強くて泳ぎにくいのでダイビングに慣れてきてからがおすすめ
・透明度、最高
・お魚の数、カメさんの数とサイズ、圧倒的
・ジャックフィッシュやバラクーダ、バンプヘッド等の群れが見どころ
おまけ
「カメなんかよりアタシを見なさい?」と言わんばかりに目の前を通っていくツバメウオ。
最初は気のせいかと思ったんですがこの後他のツバメウオたちも幾度となくカメラを見つけては寄ってきたので、ツバメウオさんはスーパースター気質を持った種なんでしょうね。その積極性、嫌いじゃないです。








最後にマタキングの“Garden of Eden”の一面お花畑をどーん!(ちと画像が粗い)


もういっちょ!どどん!





ほんと、すごすぎ綺麗すぎィ・・・(ため息)
ほいじゃまたね!