コタキナバルってどんな街
マレーシアはコタキナバル!
コタキナバルって、どんなイメージがありますか?
私は「キナバル山⛰」なイメージでした。
キナバル山(4,095 m)は東南アジア最高峰。
そのフォルムや雪化粧の美しさゆえ日本の富士山(3,776 m)の方が世界的に有名な感じがしますが、標高はキナバル山の方が高いんですね。
ということでコタキナバルへ行く前は「山」のイメージが強かったのですが、実際に訪れてみると「海」の要素も強かった!
むしろ今回9日間コタキナバルに滞在してみて、どちらかというと「海のまち」という印象に変わりました。
コタキナバルは、ボルネオ島北部に位置するマレーシアのサバ州の州都で、KK と略される場合もよくあります。一部が熱帯雨林に囲まれた海岸都市で、活気ある市場や近代的な遊歩道、ビーチ、海辺に建つコタキナバル市立モスクがあることで知られています。標高 4,095 m のキナバル山があるキナバル国立公園への玄関口でもあります。
Google Mapより引用(https://goo.gl/maps/qvbncW88qDm83KcP8)
『海と山のまち・コタキナバル』へ行ったら何をしよう?
ということで、こちらの記事ではコタキナバル中心部周辺でお手軽に楽しめるスポットをご紹介します。
こんな人におすすめ
・コタキナバル初心者!観光または出張予定
・コタキナバル中心部に宿泊予定
・コタキナバル中心部周辺の観光スポットが知りたい
・短時間で行けるスポットが知りたい
・コタキナバルならではのスポットが知りたい
半日から終日かかるタイプの観光情報は他の記事をチェックしてみてネ★



ピックアップ① マングローブジャングル 📍Kota Kinabalu Wetland Ramsar Site

Wetland。「湿地」です。
マングローブがとにかく茂りに茂っている湿地です。
右にも左にもマングローブしかないので、マングローブに興味がある人にのみおすすめ!
マングローブとは?
マングローブとは、熱帯および亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地にて植物群落や森林を形成する常緑の高木や低木の総称。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
そう、マングローブって木の種類なのかと思いきや、同じ条件で育つ木たちの総称なんですね。
マングローブで見られる木の特徴は、丸見えの根っこ!
不思議な見た目ですよね〜。
集合体恐怖症の私にとってはちょっとギリギリセーフな見た目ではありましたが、恐る恐る歩を進めました。
Kota Kinabalu Wetland Ramsar Siteの様子
10~20mぐらい?の背の高い木々に、360度完全包囲されます。
そして結構敷地が広いです。
ここには一人で行ったのですが、もうすぐ閉園の時間だったからか周りには誰もいなくて完全に「マングローブと私のみの世界」。
しーんと静かで、たまに生き物のうごめくガサガサという音だけが響いていて、ちょっと異世界に来ちゃったような感じでゾクゾク?ワクワク?しました。
せっかくなので久石譲メドレーを聴きながら散策すると異世界感が増幅されました!おすすめ!

ちなみにこの『Kota Kinabalu Wetland Ramsar Site』はサバ湿地保全協会によって運営されており、20年ほど前からマングローブ湿地の再生と保全の取り組みが行われているそうです。
湿地には、鳥やカニ、カエル、ヘビ、カブトガニ(!) などなど色んな生き物が潜んでいるみたいです。
頑張って探しましたが、なかなかたくさんは見つけられず。
きっと湿地と色が同化していたりするんだろうな。
強そうな赤アリ、カニ、ちいちゃいそしてサギのような鳥さんに会いました!
双眼鏡もレンタルできるので、是非♪

ちなみに私は超がつく方向音痴で、出口を見失い2時間半ぐらい滞在したよ。普通に歩いたら1時間もかからないと思うよ。
閉園時間が過ぎていたので、Google Mapから受付に電話して救出してもらいました。(恥)(そして迷惑)
















ピックアップ② テングザルに会える動物園 📍Wildlife park


テングザルは、ボルネオ島にのみ生息する珍しいお猿さんです。
テングザル目当てでコタキナバルへ行く方も中にはいるんじゃないでしょうか?
ずっと眺めていたい、このおじさんフォルム・・・たまらん。
野生のテングザルさんではないですが、確実に会うことができるので動物園、おすすめです。
テングザル以外にも大きなクチバシのサイチョウ(Hornbill)やオランウータンや熱帯地域ならではの動物たちに会えます。
敷地的にはこじんまりした動物園なので、1〜2時間で回れちゃいます。
ちょっと空いた時間で行くのがおすすめ!
動物園の詳細レポートはこちら


ピックアップ③ 工芸品マーケット 📍Kakjie mutiara


手芸・工芸品マーケットです。
mutiaraはマレー語で「真珠」という意味で、たしかにパールのアクセサリーもたくさん売られていました。
中に入るとごちゃ〜っとたくさんのお土産が売られています。こういう所めっちゃ好き。
ここは仮設テントタイプではなく屋根があって屋内のマーケットです。
このタイプのマーケットはタイとかではよく見ますが、マレーシアだと珍しいような。
マレーシアだとPasar Malam(=ナイトマーケット)って、テントを張った屋台街タイプのマーケットが多いですよね。
3畳ぐらいの店舗がうわーーっと続いています。何店舗あるんだろう。
ざっと50くらいはありそうな感じでした。
売られているのは、アクセサリー、バティック(マレーシアやインドネシアの伝統的な染め布)の洋服、かばん、帽子、雑貨などなど。。。
小さなものから大きなものまでとにかくいろいろあります!!(適当すぎてごめんなさい)
掘り出してね!
ちなみにママック(屋台)的なローカル飯処、スパイスなど売られているでっかいお店も隣接しています。
















ピックアップ④ サバ博物館 📍Sabah State Museum
入り口がちょっとわかりづらいです。
こんな感じで進むよ!左側に入り口があります。










公式ウェブサイトによると、サバ博物館は1965年にオープンし、1984年に現在の場所に開館したそう。
中に入るとクジラの骨格標本がどーんと待ち構えています。


サバ博物館には大きく分けて、
・サバ州の歴史
・民族・文化や暮らし(文明)
・自然や生物
等の展示があります。
2階建てでそんなに広くはないので1〜2時間で回れます。
個人的にはちょうど良い規模感でした。
せっかく来たからには端から端まで見たいし、あまり広いと何時間もかかっちゃうからね!
個人的に気になった展示
サバ州には32の部族、100種類以上の言語が存在
1つの州に100以上の言語ってびっくりじゃないですか。
方言のようなものなのかもしれないけど、なんでそんなにたくさんあるんじゃい!
部族ごとの生活範囲が狭かったということなのかな?
そして、言語だけでなく生活様式や食文化、服装なども多種多様に存在するサバ。
いろんな種類の洋服や家具や文明の利器などが展示されています。
部族ごとの正装がみんな個性爆発で素敵!
金ピカ派手派手タイプ、質素なナチュラルタイプ、アクセサリージャラジャラタイプ、斬新な刺繍の個性派タイプなどなど、まさに「みんな違ってみんないい」。
はぁ、いつの時代もどこの国でも、やっぱりオシャレって良いよね♡(脱線)






博物館の敷地内にはいくつかの部族の家や暮らしが再現されたコーナーもあるので、時間があれば立ち寄ってみてください♪
私たちは今回行けなかったのですが、別の場所にMari Mari Cultural Villageという文化村もあります。
行った方のレビューをみると、各部族の暮らしや食や文化を体験できて楽しそう!
是非チェックしてみてネ☆



マレーシア在住証明となるVISAを提示するとマレーシア人価格で入れてもらえたヨ




















お土産屋さんもあるよ!ウータンたちがこちらをみている


ピックアップ⑤ グルメ系4選+おまけ
中心部にあるご飯やさんと飲み処をご紹介します☆
📍Yee Fung Laksa
コタキナバルでは言わずと知れた名店のようです。
旧正月ホリデーウィークの平日お昼時に行きましたが、やはり混んでた〜!
7、8組待っていたので諦めようかとも思ったのですが、意外と進みが早かったので待ってみることに。
そしてその判断は間違っていなかった!10分ぐらいで入れました♪
他のお客さんは何頼んでるのかな〜と聞き耳を立てていたら、【A1Yee Fungラクサ】が人気(おそらく看板メニュー)のようだったので私もそれにしました。
はい 大・正・解!
麺はビーフンでした。「ふーん、ビーフンかぁ…」と米粉派の私はシブシブ頼んでみたのですが、食べてみると確かにこれはビーフンだ。
ラクサにしてはあっさりめのスープがビーフンによく絡むのでちょうど良い濃さで相性抜群。
えびもぷりっぷり。
中に入ってるかぼす?を絞ってサッパリ味変。
お箸が進みすぎて、食べるのが亀よりも遅い私が5分ほどで完食。ゲフ ( ˙༥˙ )=з
辛さ耐性2/10の私が余裕で食べられたぐらいの辛さ加減です。
辛いの好きな方には物足りないかも!
他のメニューも食べてみたぁ〜い






📍Todak Waterfront Hawker Center
海沿いのホテルに泊まった時に窓から見えて気になっていたこちらのホーカー。
すんーごく広いんですが、結構混んでました!
ホーカーの中には何十店舗とお店が集まっているんですが、どこのお店もこんな感じでワーーーっとお魚たちを並べて計り売りしています。
それぞれの漁師さんがその日?その週?に収穫したお魚たちを売っているんですかね。


どのお店もお客さんの呼び込みがすーごいです。
みんな「マリマリマリマリー!!」って叫んでて活気に溢れてる。



Mari(マリ)はマレー語で「来て」って意味。「うちの店においでおいでー!」って呼び込んでるんだネ
オーダーのシステムとしては、
お魚を選び >メニューから調理・味付けを選び>調理されて出てきて>その場で食べる
です。ザ・新鮮!
何店舗か比べてみると、魚の大きさや値段はお店ごとにちょっとずつ違いました。
あとメニューもきっと少しずつ違うんじゃないかと思うので、食べ比べるのも楽しそう♡
私たちはロブスター、鯛のような魚、イカをオーダーしました。
ぷりっぷりでおいしかったよぉぉぉぉ!(語彙力 “ぷりぷり”しかなくて悔しい)














📍Kuta Bistroと海沿いのバーたち


KK中心部、上記の海鮮ホーカーから海沿いを10分ほど歩いたところに数軒並ぶバーたち。
海のすぐ目の前でビールをたしなむ時間が最&高、いや最to the高。
夕日が綺麗に見えるスポットなので、18時前ぐらいからスタンバイしておくのがおすすめです。
20時までハッピーアワー!
惜しいポイントとしては、磯の匂いが強めだった点。
Google Mapにも「ちょっとニオイが…」てな感じの口コミが結構あります。
ぬるめの風に乗ってふわっと香りますが、個人的には我慢できないレベルではないかな…!










📍Izakaya ebizou
「ザ・日本」な日本食居酒屋!
ちょっと外れたところにひっそりと佇んでいます。
とっても美味しくて居心地が良かったので別で紹介記事も書いてます。
ぜひご覧くださいまし〜


おまけ(チェックしていたけど行けなかったお店たち)
📍Wiya Chicken Rice
Google Mapで見つけた美味しそうなチキンライス&チャーシュー屋さん。
残念ながら旧正月休みで食べられず残念!!!
次回再チャレンジ予定。


📍Nishiki Restaurant
KKの数少ない日本食レストラン。地元民の方には有名みたいですね。
旅行で来たからにはあえて日本食を食べることもあまりないかと思いますが、長期滞在の場合には安心できる存在ですよね☆
閉店が22時と割と早めなので注意です。


📍Biru Biru
おしゃんなカフェ!古民家を改装したようなリノベーション系カフェ。
マレーシアでは結構見かけます。古と新の融合的な。好き!!
ご飯やドリンクも美味しそう♡
最後に
カラフルな建物、装飾、ウォールアート、戦火を逃れた高台の時計台、などなど、お散歩がてらいろいろと見て回れます。
自然と街と食と、ゆったりのんびり滞在を楽しめるコタキナバルです。
おすすめのコタキナバル滞在日数は、3〜4泊。
街中心部に2泊+ちょっと離れたリゾートに2泊 という感じですかね。
街ブラ、アイランドホッピング、リゾートでのんびり。
キナバル山も登る場合はプラス2日(街から車で2〜3時間かかるので、キナバル山付近のホテルに滞在)
てな感じで1週間ぐらいあればコタキナバルをひと通り楽しみ尽くせるんじゃないでしょうか!
















でもちょっと気になったのは、コロナの影響か閉まっているお店が多かったこと。
特にモールに入っている観光関連のお店はほとんど閉まっていて閑散としていました。
ちょっと寂しいキモチ。。。
旅行代理店で働いているというGrabドライバーさんも「日本人観光客は2年ぶりに見た!」と。。
また国境も開くことで賑わいを取り戻してくれることを願います!!




ちなみに、サバ美術館はメンテナンスにより一時閉鎖とのことで、入れませんでしたーー!残念!




最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた☆
コタキナバルおすすめのホテルたち▼









